現在の住居の挨拶回りを怠ると、大きな問題が

単身赴任の引っ越しを余儀なくされたとき、まず最初にやるべきことが挨拶回りです。
少なくとも数年は住んでいた住居を離れるのは名残惜しいですが、やることは山ほどあるのでそうも言っていられません。

 

戸建て、マンション、アパートとも、日頃お世話になっていた近隣住人は何人かはいるかと思います。
もちろん妻子はここに留まりますので仰々しい別れの挨拶をする必要はありません。

 

1ヵ月に何回かは帰ってくることもできるでしょう。
しかし、まったく挨拶回りをしないで単身引っ越ししてしまうと、さまざまな噂が流れてしまう可能性があります。

 

近隣住民は噂が大好き

噂というのは非常に恐いものです。
嘘か本当かは噂には関係ありません。暇を持て余している方に限って、噂というのは甘い蜜です。
人に教えたいという欲求が膨らみ、人から人へを繰り返し、あっという間に噂は広まります。

 

例えばマンションに住んでいるのであれば、たった一人の人が悪い噂を流しただけで、数日後にはそのフロアに住む住人が知ることになるでしょう。
数週間後にはマンションの居住者全員に知れ渡っていることでしょう。

挨拶回りを怠ると、こんな噂が

仮に挨拶回りを一切しなかった場合、近隣住人たちはどのような噂をするかと思いますか?

 

「あそこの家、離婚したらしいわ」

「なんでも旦那さんに愛人ができたみたいよ」
「子どもを残して行くなんて最低ね」
「奥さんに彼氏ができたみたいよ」
「前々から疑っていたのよ、わたしは」

 

こんな噂が広まるのではないでしょうか。

 

この噂によって困るのは果たして誰でしょうか。単身赴任して別の地に行く方にとっては、いくらでも噂してくれ、と思うかもしれません。
しかし、そこに残された妻子はどうでしょうか。
住人は知らぬうちに妻子とのコミュニケーションを避けるようになり、子どもは学校でイジメに合うかもしれません。

 

「そんな、大袈裟だよ」と思われるかもしれませんが、実際噂が広まり過ぎて、精神的に不安定になる方もいらっしゃいます。
そうなると、さらに次の噂が広まるのは言うまでもないことでしょう。

 

自分のためではなく、そこに残る妻子のためにも挨拶回りは必要不可欠と言うことができます。

 

誰にどのように挨拶回りをすべきかを考えよう

もしマンションに住んでいるのであれば、マンションの住民全員に挨拶回りをする必要はもちろんありません。
自分、妻ともに日頃から仲の良いお世話になっている人を中心に挨拶に回りましょう。

 

また、先に説明したことから、噂好きの人にも挨拶をしておくのもいいでしょう。
さらに物件の管理人がマンション内に住んでいるのであれば、その人にもきちんと事情を説明しておくことが肝心です。

 

自分が妻子を残して単身赴任が決まったこと。定期的に戻るとのこと、などを相手に伝えましょう。

 

このように、挨拶回りは自分とその家族の身を守るためにも必ずしておきたいことの一つです。
引っ越しがはじまると何かと忙しく、挨拶回りの優先順位は低くなってしまいます。
挨拶回りをおろそかにして大きな問題にならないためにも、最初のうちに済ませておきましょう。